お知らせ

2017年11月27日月曜日

東観中学校にて「傷害予防」をテーマに講演しました

 平成29年11月18日に津市立東観中学校にて「傷害予防」をテーマにトレーナーの鶴田が実技を踏まえて講演を行いました。

 事前に東観中学校全校生徒の「傷害予防」に対する意識調査を行い、実態を知ってもらいました。思春期に多い怪我について紹介し、ただウォーミングアップやクールダウンをする、ストレッチを行うだけでなく、柔軟性チェックから自分にとって必要なストレッチも行っていくことの必要性をお伝えしました。また体のメンテナンスのために、ストレッチや筋力トレーニングだけが予防に関わるわけではなく、疲労回復という観点から食事の重要性、3食だけでなく間食との付き合い方、また睡眠と傷害との関係についてもお話しました。

 またアンケート結果からアイシングの実施率が低く、またそもそもアイシングを知らないという学生が多いことから応急処置としてのアイシング(RICE処置)から傷害予防としてのアイシングの方法についてお話しました。各クラブの代表者に前に出てきてもらい、実際にアイシングを作ってもらいました。「空気を抜いたり、結ぶのが難しかった」という感想がありました。これを機にいざという時は応急処置にアイシングを行ったり、怪我予防のためにも積極的にアイシングを行ってもらえたらと思います。

 学校部活動においてけがは少なくはなく、学生自体も予防するためにストレッチなど行ってはいるものの実際にけがをしてしまうのが現状です。実際にけがを予防するために考えなければならないことは多々あります。今回の講演がその一助になれば幸いです。
私たちトレーナーができることを少しずつでも実施していき、学校現場におけるスポーツ医学がより発展していくことを願ってやみません。

報告者:鶴田